ブルーベリーの根に関して

今日は、ブルーベリーの根の深さに関して、考察をしてみる。

ブルーベリー全書によるとノーザンハイブッシュの根の分布は以下の通り

ノーザンハイブッシュ(ジャージー)

 根の深さ:30cm内に約100% 
 根の広がり(半径):60cm内に約80% 
          
 
おそらく、ラピッドアイの場合は、 
 根の深さ:60cm内に約80% 
 根の広がり(半径):60cm内に約80%m 

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NPポット:100Lの場合、高さ43cm、直径:66cm(2,600円くらい)
NPポット:60Lの場合、高さ42cm、直径:52cm(1,600円くらい)
NPポット:45Lの場合、高さ38cm、直径:48cm(1,300円くらい)
エアースクエアプランター 400 :用土:25L、高さ:33.5cm、1辺:38.5cm(600円くらい)
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・ハイブッシュ系のブルーベリーであれば、コスパも考えるとNPポット60Lがあれば成木まで成長しそうだ。
・ラピッドアイであれば、成木を想定するとNPポット100Lくらいがあった方が良さそうだ。

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ド根性栽培(露地栽培)に関して

WEB上では、商用コマーシャルの影響もあり、養液栽培の情報が溢れているが、この本で記載されている内容は従来の露地栽培ベースとしたより日本の風土に合わせてブルーベリーを育てるもの。
記載内容はとてもわかり易く、かつ実践的な内容でとても勉強になった。
個人的には、ラピッドアイはこの栽培手法+α、ハイブッシュは養液栽培主体で行くのが良いのではと思った。
このあたりは、また時間があったら、まとめてみたいと思います。

この栽培方法で育てた場合に、ピートモスによる土壌改善が必要だったブルーベリー栽培が大幅な土壌改善なしに可能となる。
要点は、以下の通りです。
 1)元々土壌適性の強い品種を育てること
 2)水やりよりも水はけを意識しマルチングは十二分にすること
 3)肥料は、油かすと硫黄粉だけ

以下、解説です。
1)元々土壌適性の強い品種を育てること
 ・これまでのブルーベリー栽培は、ハイブッシュ系の特性を中心に作られて来た。
 ・しかしながら、ラピッドアイ系の特性を中心として栽培を考えることで、これまでのピートモスや養液栽培に頼らない栽培方法が可能になる。
  ※一部、土壌適性の高いハイブッシュ系も含まれる。
 ・ラビットアイは、元々野生種に近いので、とても強健な植物。そのため、ピートモス0で若干の土壌改善で植え付けが可能な場合がある。
  →水はけが良い状態と土壌phの改善が必要になる。

2)水やりよりも水はけを意識しマルチングは十二分にすること
 ・よく見かける穴を掘って、ピートモスを突っ込む方法は穴を掘ったところだけ、土壌が柔らかくなり、周囲の土が固い状態になる。
  その結果、穴に水が貯まるため、根腐りに繋がり結果的に良くない。
 ・経験則から頻繁に水をやるよりもマルチを十分にして乾燥しないようにする方が枯れない。
 ・実際に根の状態を見ても、植物自らが水を求めて根を伸ばす傾向があり、浅根で拡がるだけではなく地面深くまで根が張る。
 →ちょっと自身の経験を追記しておくと、土壌適性が良くないところにダメ元で植えたブルーベリーがあり、1年経っても成長が見られなかったので
  鉢上げをして、育成し直そうと掘ったところ、根が横ではなく縦に拡がっていた。
  放置していたので、この栽培方法に近い形になっていたのかもと思い本書に記載あることに関して興味を持った。

3)肥料は、油かすと硫黄粉だけ
 ・化成肥料を与え過ぎるとブルーベリーは枯れる。
 ・ある程度土壌が肥沃な場合は、phを適切に保った上で有機物を適量与えれば成長する。

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日本における適正な収穫時期に関して

日本では梅雨があるため、果実品質に少なからず影響があるため、その観点で考察したことを記載します。
ブルーベリーの収穫期は、6・7・8月がメインになるため、主にその3ヶ月での比較になります。

<結論>
 現在の結論は、梅雨に収穫を迎える品種を選ぶ場合に、長雨による対策が必要になる。
  ・梅雨に収穫を迎える品種
   早生(6月上旬から中旬)、早生から中生(6月下旬)、中生(7月上旬)、中生から晩生(7月中旬)
  ・日照条件に関して
   -直接太陽光が当たる時間は減るが葉への日射量は6/7/8月で大きな変化がないため、
果実へ与える影響は少ないと考えられる。
  ・降水条件
   -6/7/8月で比較した場合に、6月が7月の1.5倍程度になっていることから、
果実の実割れが発生しやすい状態になる。
   -そのため、この期間に収穫を迎えるブルーベリーを選ぶ場合は実割れが発生しづらい品種を選ぶか、
雨除け対策が必要があると考えられる。
  ・湿度
   湿度に関しては、6/7/8月で同一条件
  ・気温
   平均気温:6月と7月で温度差が+4度、6月と8月で温度差が+5度になる。
    →最高気温:6月:26度、7月:30度、8月:32度となる。
   気温が果実に及ぼす影響は不透明。

梅雨に関しての基本情報は以下の通り
・平年:6月8日頃 〜 7月21日頃までが梅雨とされている。
 ※気象庁HPより抜粋 

 ■気象庁の気候統計
  https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s3.php?prec_no=44&block_no=47662&year=&month=&day=&view=a1

  

  ■気象庁の全天日射量の統計
  

  ※日射と日照と違い
   日射は太陽からの放射エネルギーを表しますが、日照は直射日光が地面を照らしている状態を言います。
  ※光合成に必要な波長帯に関して
   以下の資料で対象の波長帯が晴れた日と曇りの日で、周波数に対する線量の波形はそのままに線量が一定数減少しているようです。
   そのため、日射量が大きく変わらなければ、光合成に関しては大きく影響が出ないのではないかと推察します。
   https://www.ffpri.affrc.go.jp/pubs/seikasenshu/2016/documents/p36-37.pdf

 ■降水量
  

 ■湿度
  

 ■気温
  

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収穫期に関して

ブルーベリー全書で定義されている収穫時期に関してのメモる。 ■大分類
・早生:6月に収穫
・中生:7月に収穫
・晩生:7月下旬以降に収穫

■詳細な分類
1)超早生:6月上旬
2)早生:6月上旬から中旬
3)早生から中生:6月下旬
4)中生:7月上旬
5)中生から晩生:7月中旬
6)晩生:7月下旬
7)極晩生:8月上旬以降
  a) 極晩生(前期):8月上旬
  b) 極晩生(中期):8月中旬
  c) 極晩生(後期):8月下旬以降

※関東南部の収穫目安時期(約20〜50%の収穫が見込める時期)
※果実収穫期間はおよそ3〜4週間


↓読み
早生【わせ、そうせい】
中生【なかお、ちゅうせい】
晩生【おくて、ばんせい】
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はじめに

ブルーベリーを育て始めたので、調べたことをこのサイトにまとめて行こうと思います。

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